ページの上へ
瑞江の動物病院 みずえ動物病院

皮膚病について

多くの場合、皮膚の病気は外側に病変や痒みがあり、飼い主様が 病気だとわかっていて来院されます。
「先生、ほらここに!!何 でしょう?」ときかれます。
こんなに目に見えているんだからと思われるのはもっともですが 同じような外見になってしまう皮膚病、実はたくさんあります。(中には典型的な病変の皮膚病もあります) いろいろな皮膚病の中から候補をあげて、検査をしたり治療をしたり、あれは違う、これは残ると「消去法による鑑別」をしていくことで答えを探していきます。
ぱっと見て原因がわかる皮膚病 は滅多にありません。ですから皮膚病に悩む飼い主様にお願いです。こんなに見えているんだけど・・・たくさんお話ききます、すぐに答えは出ません。治療の結果を診せてください。

  • 1.問診   お話しを聞くことです。

    ○ 雄雌、避妊しているか、品種、年齢、食餌など基本的なプロフィール
    ○ 症状について、どこに病変があるか、見た目は?かゆみは?
    ○ 皮膚病以外に何か症状があるか?
    ○ いままで何か検査や治療をしたか?その結果は?
  • 2.診察   病変を診たり触ったりします。

    ○ 視診・触診・病変そのものはもちろん、分布や程度、他の皮膚の質などを診ます。
  • 3.検査

    ○ テープ検査・・・皮膚の表面にあるものを顕微鏡でみます。
    ○ 毛検査・・・毛の構造や毛根の変化、カビ、寄生虫などを顕微鏡で調べます。
    ○ そうは検査・・・皮膚をひっかいて浅層部分の寄生虫や組織を顕微鏡でみます。
    ○ 特殊検査・・・必要な病気が疑われる場合行います。血液検査細菌、真菌培養、内分泌検査、アレルギー検査、病理検査など。
  • 4.治療

    答えが出て治療が行える皮膚病もありますが、治療しながら答えを探していく皮膚病もあります。例えばアトピー性皮膚炎の多くは細菌や真菌感染を併発しています。感染症による皮膚病なのか、そのもとにはアトピーやアレルギー疾患があるのかこれは治療し細菌などをやっつけた後どうかが大切です。その結果を診せてください。
  • 5.維持

    アトピーを含むアレルギー性皮膚炎、角化症の多くは、継続した手助けが必要な皮膚病です。「良い状態をなるべく維持する」そのための方法はそれぞれで違います。 こちらの子にうまくいっても別の子にうまくいくとは限りません。 それぞれの子にあった、そして家で実行可能な方法を飼い主様とともに探していきます。
  • 病院ブログへ
  • 東夜間救急医療センターへ
  • Epark(みずえ動物病院)へ
  • 犬のワクチン.comへ
  • 犬のかゆみ.comへ
  • ねこを守ろうへ